「ば~~~~び~~~~!!」
日曜日の午後。
娘と、孫っち1号、2号と一緒に買い物に出かけた。
日毎、肌寒くなっていく中、1枚でも暖かい厚手のカットソーが欲しいな…
ファッションセンター し○むら は、お客さんで賑わっていた。
広い店内、目的のものを探すのに、あちこち移動していると、少し離れたところで、
「ば~~~~び~~~~~!!」 と1号の叫ぶ声が聞こえた。
マジか! (゚Д゚;∬アワワ…
お客さんが、たくさんいるのに…
「バービー!って呼んでるけど、どんな人かしら?」
「バービーだって!? どこ? どこにいるの?」
どこからか、そんな声が聞こえそうだ。
子供の頃、バービー人形が流行った。
私も、ひとつ買ってもらった記憶がある。
長い手足に、スレンダーなボディ。
ちんころこんまい私とは似ても似つかない。
(※ ちんころこんまい 北九州弁で 小さい の意味)
聞こえな~い。 ((-ω-。)(。-ω-))キコエナ-イ
知らんぷりして、カットソーを探す。
「ば~~~び~~~~~~~~~!」
また、私を探す声。
なんでまた、大きな声で叫ぶかなぁ~ ヽ(`Д´)ノプンプン
2~3分すると、さっきとは違う場所から
「ば~~~~び~~~~~~!」
なんなんだ?
1号の呼ぶ声に、私が応えると ”ばーびー” が、誰なのかバレてしまう。
無言で声の方へ向かっていくと、カートに乗った2号と娘に出会った。
「さっきから、大声で呼んでるの、なんなん?」
「トイレに行きたいんだって!」
「なんで私?」
「ばーびーと、行くんだって!」
はぁ… ( ´Д`)=3
少し歩いたところで、1号に出会った。
「おしっこ!」
「はいはい…」
私は、ばーびー。
ばーびー の 「ば」 は、ばぁば の 「ば」 !
なので、バービー なんてカタカナのカワイイお人形さんとは、何の関係も無いですから。
誰に言い訳するでもなく、1号の後ろを歩きながらトイレに向かう私だった。
