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咲希のひとり言

ありふれた日常、思ったこと、考えたことを毎日書いていけたらなぁ…
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オコラレル


子供の頃、車にはねられたことがある。

あれは―――

確か小学校1~2年生くらいだったか…



友達と公園で遊んだ帰り道、家まで競争しようということで二人で走って帰ることになった。


たぶん、その頃からなんだろうか…?

負けず嫌いな性格の私。


友達と私の走る速さは変わらないくらいだった。

少しでも早く到着して勝ちたい。

信号のない交差点に差し掛かった。

車が来ているのが見えた。

友達はそれに気づいて止まった。

私は気づいていたけど渡りきれる自信があったから止まらずに走った。


甘かった。

大人なら余裕だっただろう。

私は子供。

6歳。

もう少しで渡りきれたところで車と接触した。


イタイ…

何がどうなったんだろう?

気づいたとき、私は道にしゃがみこんでいた。


運転手が慌てた様子で車から降りてきた。

「大丈夫ね?病院行こうか?」

50歳くらいの、おじさんだったような気がする。


オコラレル…


私の頭の中は、その言葉でいっぱいになっていた。


車が来ていると気づいていたのに飛び出してしまった罪悪感。

おじさんに怒られる。

お母さんに怒られる。


痛みよりも叱られる事の方が怖い。

心配そうに私の顔を覗き込むおじさん。

友達が悲しそうな顔して私を見ていた。

事故を知って野次馬が集まってきた。


どうしよう…


私は何も言わずに、その場から逃げたのだ。


走って、走って、走って家に帰った。


いつものように変わりなく「ただいま…」と帰宅した。

幸い、体には異状なかった。

痛みはあったのかもしれない。

でも、そんなことより親にバレて叱られることのほうが怖かった。

痛みが感じられないようなホルモンが放出されていたのかもしれない。


その日は何事もなく一日は終わった。




次の日いつものように登校し、学校から帰宅した。

家に入ったとたん母に言われた。

「アンタ昨日、車にはねられたん?」


バレた!?


母が言うには昨日の事故の野次馬の中に知り合いがいたそうだ。

事故の一部始終を目撃したようだった。


車に接触したあと私はボンネットに乗り上げ道に叩きつけられたと。


知らなかった。

自分が、そんなことになっていたなんて。

そんなひどい事故だったのか…

なんだか他人事のようだけど、マジで自分の身に起きたことだ。


「体はどうもないの?病院に行かなくていい?」

てっきり叱られるとばかり思っていたのに…

母は私の体のことを心配して気遣ってくれた。


痛みはなかった。

母の言葉に安心した。

事故のことは忘れようと思った。



今思えば、かわいそうなのは私よりも運転していたおじさんかも知れない。

『子供を轢いてしまった…』

私が飛び出したとしても前方不注意のスピード違反。

私が何も言わずに去ってしまったことで、どれだけ心配かけたことか…

あのあと容態が急変して私が大怪我で病院に運ばれたかもしれないとか、ひき逃げ(?)の容疑で警察が来るんじゃないかとか不安だったかもしれない。


おじさん…

もうだいぶ昔のことだけど―――

私、元気に生きてますから。

安心してね!




(*゚◇゚)<不幸中の幸い?        受身が取れてたんですかね?>(//∇//)




 

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