白いハンカチ
手を洗ったあと白いハンカチを見て思い出したことがある。
それは私が中学生だった頃―――
その頃、同性の女子と遊んでる方が楽しくて男子には、あまり興味がなかった私。
そんな中、クラスの女子の一人が隣のクラスの男子と付き合うことになった。
その時は「ふーん…」と、関心のないフリして内心は羨ましさも多少は、あったのかもしれない。
でも、まあ自分には関係ないこと。
『せいぜい長続きするよう頑張れよ!』そんな風に思っていた。
その思いに反して彼女の交際は半年も経たないうちに終わりを迎えた。
あらま…
やけに早く別れちゃったのね。
かわいそうな気もしたが、こればかりはどうしようもない。
彼女に同情したが、別れた理由を聞いて呆れてしまった。
誕生日に白いハンカチをプレゼントされたから
はぁ?
それが別れた理由?
彼女曰く「白いハンカチは別れの合図だから…」
ただの思い込みじゃないの?
真っ白の無地だったわけじゃないでしょうに…
彼だって、中学生じゃ、そんなに高価なものは買えないし…
いろいろ悩んだ挙句普段使えるものをってプレゼントしたのだろう。
彼の気持ちを考えると可哀想になった。
どっちにしろ、たったそれだけのことで別れてしまうようなら長続きはしなかったのだろう。
でも、あの時「私と別れたいからハンカチを…」そう言いながら涙していた彼女。
泣いたってことは、まだ気持ちが、あったってことでしょ?
私も女だけど、女心って分からん… (*´д`;)…
そんなことがあってから白いハンカチを見るたびに彼女のことを思い出す。
Kちゃん、元気にしてるかなぁ~
(*゚◇゚)<ハンカチを贈るときは気をつけて! 色々あるみたいだね…>(-ω-)

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