公開処刑
昨日、宿題のことを書いたせいなのか…
公開処刑は、まだ先だと思っていたのに…
今日の昼礼で、みんなの前で読まされた…
心の準備が出来てない。
どうしよう…
落ち着け…
落ち着け、私。
ひと呼吸おいて私は口を開いた。
「まず、これを読む前に一言―――」
私は、ユカちゃんが、入社する前にいた前の会社でのことを話した。
「彼女は、ここに入社する前、前の会社で辛いことがありました。そういった理由で私は彼女に感謝状を書こうと、これを書きました。」
そう前置きをして、ユカちゃんへの感謝状を読み始めた。
緊張して声が震える。
ドキドキ、声が上ずる。
あぁ…
これが公開処刑でなく、なんという…
無事、感謝状をユカちゃんに手渡しみんなの前から逃げるように元いた場所に戻った。
昼礼が終わり自分の部署に戻る際、ユカちゃんが私の後を走って追いかけて来た。
「咲希さん、ありがとうございます。」
ユカちゃんは、そう言ってニッコリ笑った。
書いて良かった。(//∇//)
(*゚◇゚)<喜んでくれて良かったね! 恥ずかしかったけどね!>(*^_^*)

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