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咲希のひとり言

ありふれた日常、思ったこと、考えたことを毎日書いていけたらなぁ…
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タケノコ




スーパーでは、今が旬のタケノコが売り場に並んでいる。

あぁ… もうそんな季節なのか。



子供の頃、母と一緒に母の実家近くの山に山菜を採りに行った。

九州には熊がいないので、怖いものナシ!

慣れた足取りで、山の奥深くに入っていく母。


綺麗な水の流れる沢には野生のワサビ。

どんな山菜が、どこに生育しているのか、頭の中に入っている様子。



竹やぶの中、時々立ち止まり

「ほら、そこ!」 と母。

指差す先を見るけれど、さっぱり見当がつかない。

「ほら!そこ!!タケノコ!!」

地面近くを指差すのだけれど、私には何も見えない。


母が、手で、パパッと枯葉を払いのけると、

わずかながら地面が、こんもり盛り上がっているのが分かった。

でも、タケノコ本体は、地面から出てきてはいない。

子供の頃から山の中に分け入り、遊んできた母にとっては、

まだ姿を見せないタケノコを見つけるのは、容易いことのようだ。


「タケノコを掘る道具を持ってきていないから…」

母は、竹の枝を折りとり、盛り上がった土の上に突き刺した。

ここにタケノコがあるよ!

という目印だ。


スーパーにタケノコが売られているのを見ると、母と歩いた、あの山の記憶が蘇る。

あの山の自然は、今もあの日のままの姿で、そこに存在している。


いつまでも、この自然の景色が変わることなく続きますように…






 

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