自分のために
今年4月に我部に移動してきた元上司。
肺癌治療中に、脳に転移して、夏の忙しい中、リタイヤしたのは8月だった。
もう顔を見ることはないだろうな…
そう思っていたのだけれど…
放射線治療がうまくいったのかどうか、元気になって、会社に戻ってきた。
けれど、我部の仕事はハードで、元の部署に戻ってこれるはずもなく、
自分のペースで出来る、軽作業に就いた。
せっかく新体制で、軌道に乗ってきた中、ワチャワチャ引っ掻き回されるのゴメンだ。
また顔色を伺いながら仕事するのは苦痛だったので、我部に戻ってこなくてホッとしている。
昨日、出勤してきたとき、久しぶりに、戻ってきた元上司と、すれ違った。
「おはようございます。」
もちろん言うよね?
でも、彼は無言だった。
別にいいんだけどさ。
だけどね、お盆の忙しい中、体調を崩しリタイヤして行ったんだから
「あの時は、大変やったね。」 「申し訳なかったね。」
くらいのこと、みんなに言って欲しかった。
まぁ、そういうヤツじゃないことは分かってたから、別にいいんだけどさ。
過去に、ひと悶着あった、私と元上司。
だけど、これからも顔を見たら挨拶はするつもりだ。
だって挨拶は相手のためにするものじゃなく、自分のためにするもの。
特に元上司は、この先、またどうなるのか分からない。
私も同じで、明日、どうなるのかも分からない。
あの時こうしていたら良かったのに…
そういう後悔だけは、したくない。
挨拶は自分のために。
明日も頑張ろう! ( ̄0 ̄)/ オォー!!

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