隊員
TVのニュースは目を覆いたくなるような光景が。
氾濫した水の中、電柱に人影が!
男の人のようだ。
救助に向かう自衛隊のヘリが何機も飛んでいる。
「早く、おじさんを救助したげてよ~!!」
聞こえるはずもないTVの画面に向かって何度も声を上げた。
ヘリは、おじさんではなく、ちょっと上流にある2階建てのベランダで救助を待っている人の方に向かった。
これを見てる人は、きっと思ったはず。
「建物の中にいる人よりも、屋外にいる電柱につかまってる男性の方を先にしろよ!」と。
でもその考えは、いとも簡単に覆された。
先に救助に向かった2階建ての家は救助後に濁流に流されていったからだ。
状況を判断する力。
命のかかった優先順位を判断する力。
さすが救助のプロだ。
電柱のおじさんを先に救助していたら、2階建ての家で救助を待っていた人は間に合わなかったかもしれない。
救助する隊員も命懸けで救助しているに違いない。
多くの被災者が、ヘリに救助されていく様を見て安堵する。
日頃の訓練の賜物だ。
自衛隊員の皆様、お疲れ様でした。
まだまだ孤立した地域があるらしい。
皆無事であることを祈るしかない。
明日も自衛隊員は救助活動に向かう。
安全に、迅速に。
私は祈ることしかできない。
これ以上被害が大きくなりませんようにと…
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