お仕事のこと
「これ、やったのYちゃん?」
Mさんの怒った声。
「こんな事されると、あとが大変なんよね~、手間かかって余計な作業がふえるばっかり…」
イライラした口調で話し続けるMさん。
「明日、私、休みやから誰かYちゃんに言っといてくれる?」
今日、お休みのYちゃんに、この仕事を教えたのは私。
Yちゃんが、教えた通りにやってないからMさんは困っているのだ。
仕方ないなぁ…
私が注意しなきゃいけないのか…
そんな風に思っていた。
部内の雰囲気が重い。
「私、明日、Yちゃんに言って、もう1度、教えておきますから。
Mさんが、怒り狂ってたから!って。」
しんと静まり返っていた部屋。
私の一言で、同僚がクスリと笑った。
ジョークと分かってくれたんだ。
良かった… ε-(´∀`*)ホッ
でも、半分は本気だったんだけどね。(;^_^A
チーフが部屋に戻ってきた。
Mさんが、事の詳細を話すと―――
「それYちゃんの仕事じゃないっすよ!」 と、チーフ。
はぁ?
トラブルの原因は、今日シフトに入っていないTクンだった。
はぁ~
なんか気が抜けた。
それと同時にホッとした。
疑ってゴメンネ~Yちゃん。
Tクンには、チーフが話をするみたいだから。
誰かに、何かを注意するとき、気が重くなること。
そして、なによりも本人がいないところで、疑いを持たないこと。
逆の立場になったら、注意されたことを素直に受け入れること。
注意されたことは自分自身のレベルアップにつながること。
そして注意されたあとは、笑顔で取り組むこと。
職場は楽しくなくっちゃね!(*´∀`*)
ちょっとした勘違いで始まったトラブル。
でも感じることは、いっぱいあった。
誰でも注意したり、されたりするのはイヤなはずだ。
そんなことがないように決められたことは守って仕事をすること。
あぁ、これは仕事だけじゃなく世の中全部に対して言えること。
自分が楽しようとして好き勝手しちゃ、いけないよ!ってことで。
