昨夜の出来ごと
それは、昨夜の出来ごと。
娘と二人、夜7時過ぎに買い物に出かけた帰り道。
白くて長い髭を蓄えた、80過ぎとみられる、おじいさんが、道端に座り込んでいるのが見えた。
おじいさんの傍らには、杖が転がっていたような…
車を運転していた娘にも、その姿が確認できたようで、
「あっ!おじいちゃん、そんなとこでどうしたんやろ?」 と。
後続の車がいたので、通り過ぎるしか無かった娘。
「ねぇ?、アンタ一人やったら、どうする?」 と娘に問いかけた私。
娘は、一瞬考えて
「交番に行く…?かな?」
うん。
私も同じこと考えてたよ。
なので
「すぐ近くのスーパーのとこの派出所に寄って!」
と、娘に頼んだ。
あのまま、放っておくのは気分が悪い。
偽善者と思われようが、私に出来ることは、それしかない。
派出所には、男性二人、女性一人の警察官がいた。
「○○ラーメンの前の道端に、おじいさんが座り込んでて、何か気になったので、見に行ってくれませんか?」
私の言葉に快く耳を貸してくれた警察の方。
「行ってみますね。」
そう言い、出かける準備を始めた。
報告を済ませ、私は派出所を出たので、その後のことは、どうなったのか分からない。
おじいさんが、まだ現場にいて、おまわりさんが保護してくれたのか、
それとも、おじいさんは、もういなかったのか…
どちらにしても、今、自分に出来ることをやれて良かった。
自己満足なのかな?
そう思うけれど、あのまま何もしていなかったら、気になって眠れなかったかもしれない。
今日は、何も無い良い一日だった。
明日も良い一日になりますように…
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