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咲希のひとり言

ありふれた日常、思ったこと、考えたことを毎日書いていけたらなぁ…
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大丈夫!






1週間ほど前、我が部署に、店長と共に、一人の若い男性が、部屋に入ってきた。

「21日から、入社するN君です。いろいろ教えてあげてください。」

傍らに立っているN君、緊張している様子。


「はい!みんなに何でもいいから挨拶して。」

N君に挨拶するように促す店長。





30秒ほど時間が経過してもN君は、何も言わない。

言わないんじゃない。

あれは、言えないと言ったほうが正しいような…


見かねて、リーダーの同僚Mさんが

「よろしくお願いします。」 

と、大きな声を出して挨拶した。

それにつられるように、同僚たちが次々に

「よろしくお願いします。」 

と、彼に向けて挨拶した。


それでもN君は、何も言えず黙っていた。



「N君は、話すのが苦手だけれど、体はちゃんと動くので、よろしくお願いしますね。」

店長は、そう言って、N君と一緒に部屋を出ていった。





彼が去ったあと、先に情報を得ていた同僚が、

「何てったっけ?どもり? えっと…なんだっけ?」

「それ吃音って言うんだよ!!」 と、私。


「吃音 (きつおん) 」 話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつ


吃音と聞いて一番最初に思い出したのは、2010年に公開の

「英国王のスピーチ」

第83回アカデミー賞で作品賞を始め4部門を受賞した映画だ。



そして ♪ビーパッパパラッポ♪ で、お馴染みの

スキャットマン・ジョン

彼も、吃音症だった。

吃音症の人は、歌は、どもらないで歌えるそうだ。





今まで、どれくらいの新人さんが、入社してきたか…

今まで、どの人も 「○日から来ます。」 で、始まっていたから、

1週間以上も前からのN君の顔合わせでの紹介は、異例中の異例。

きっと、私たちに対して 「N君は、こんな人だから…」 と知っておいて欲しかったのだろう。



思うにN君は、子供の頃から吃音で、かなり苛められてきたのではないだろうか?

子供って残酷だから、思ったことをはっきりいう。

子供の頃からのトラウマは、彼を話せなくしてしまった。



「返事と挨拶だけはするように」

店長は、N君に言ったようだけど、何も言えなかったのは、緊張のせいだけではないだろう。



彼が挨拶に来てから、1週間経った。

この1週間のあいだ、彼は何を考え思ったのか。


20歳のN君。

人生、先は、まだまだ長い。


心に抱えた、苦しみや悩みは、簡単には軽くはならないかもしれない。

でも、大丈夫!

我部の同僚は、みんな優しい。

我部に来て、心から良かったと思えるように皆でサポートしてあげようと思う。

そして、いつか、軽い冗談でも言い合えるようになったら最高だ!(*´∀`*)








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2 Comments

さくら says...""
こんばんは。

誰でもコンプレックスかえりますよね。
でも子供はある意味残酷ですから
きっと辛いこと沢山あったと想像でしますね。

20歳、またまだ始まったばかりの
新人さんの人生はこれから。
いい部署に配属になって良かったと
心から思えるようになるといいですね!
咲希さん初め優しい方ばかりなようで
安心です(o^^o)
2020.10.20 21:34 | URL | #- [edit]
咲希 says..."さくらさん"
さくらさん、こんばんは。

N君、いよいよ明日が初出勤。
吃音症の度合いがどれくらいのものか分かりませんが、慣れるまで彼のペースで見守りたいと思っています。
一応仕事で、賃金が発生するので、そこのところも踏まえての指導も大変かと思います。
彼のご両親も、ここがダメだったら後が無いと、心配されているようなので、なんとか、ものになるといいのですが…
とにかく、慣れ!
そして安心だと思えるような環境を皆で作っていけたら…と、思っています。
頑張りますね!(*^_^*)

コメントどうもありがとうございました。m(_ _)m
 
2020.10.20 22:32 | URL | #- [edit]

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