忘れてはいけない
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から、17日で丸26年を迎えた。
過去の悲惨な出来事を忘れたい人も多いと思うけれど、
やっぱり、この日は忘れてはいけない。
震災の経験から、未来に向かって学ぶことも多い。
ネットで、こんな記事を読んだ。
「 阪神・淡路大震災がもたらした「正の遺産」とは 」
阪神・淡路大震災が契機になったこと
【ボランティア元年】
阪神・淡路大震災をきっかけに災害ボランティアが定着したため、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれる。
ボランテアの延べ人数で、阪神・淡路大震災が167万人、東日本大震災が550万人など復興の助けになっている。
震災だけでなく、豪雨被害でも民家の泥かきなどに活躍している。
【震度階級に「5強」などを新設】
震度0〜7の8段階が設けられた1949年は観測員が体感で測っていたが、1980年代後半から
震度計による計器観測を取り入れた。
阪神・淡路大震災時、震度階級は8段階のままだったが、1996年4月に体感による観測を全廃し、
震度計による観測に完全移行するとともに、幅が大きかった震度5と6にそれぞれ「弱」と「強」を設けて10段階となった。
【東京消防庁にハイパーレスキュー創設】
阪神・淡路大震災を教訓に大規模災害に対応するため、高度な救出救助能力を有する隊員と装備で編成される
消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が1996年12月、東京消防庁に発足した。
【災害派遣医療チーム(DMAT)発足】
阪神・淡路大震災は、被災者に対する初期医療の遅れを露呈。
これをうけて、2005年に厚生労働省の日本DMAT(ディーマット)が発足。
【カセットコンロ・ガスボンベの規格統一】
阪神・淡路大震災の被災者はカセット式のガスコンロを利用したが、
メーカーによってガスボンベのサイズや構成部品が異なるため不便が生じていた。
これを教訓として1998年2月に日本工業規格が改正され、ボンベの形状が1種類に規格化され、
どのメーカーのカセットコンロでも統一された。
【水道レバーが「下げ止め式」に】
水道の湯水混合水栓のレバーは、阪神・淡路大震災の前まではレバーを上げると止まる「上げ止め式」が普及していた。
しかし、大震災でレバー周辺の物が落下して水道水が出しっぱなしになるという事例が多発したため、
震災後はレバーを下げると止まる「下げ止め式」が普及した。
【地震保険が普及する】
火災保険では、地震・津波・噴火による損害は保障されなかった。そこで1966年に地震保険がスタート。
大震災を契機に約518万世帯(世帯加入率11.6%)と前年比30%増の伸び率を記録した。
この記事の最後に
阪神・淡路大震災の経験から学んだことは少なくありません。
その教訓を取り入れて実践することが、今後の被害・損害を少しでも減らすことにつなげましょう。
と、あった。
1月17日
これから先も、この日を忘れてはいけない。
